確かに、青山先生は何か知ってた…

あのケータイ小説サイトが繋がったままの携帯電話を見て、明らかに狼狽した。


やはり、当時の担任は青山先生だ――



私達が北山高校に着いた時、ちょうど青山先生が車で帰宅しようとしているところだった。


「先生、青山先生!!」

私が呼び止めると、車に乗り込む事を止め、こちらに振り向いた。

「何だお前達は…
ちゃんと勉強してるのか?

夏休みだからと言って、だらけてると大学受験に失敗するぞ」


私は先生の所に辿り着くと、呼吸を整えながら尋ねた。


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