私は愕然とし、絶望の余り言葉を失った。

やはり、この首の髪の毛は――



「何とかする方法はないの!!」

順子が文房具屋の娘の手を掴んで、懇願する様な表情で尋ねた。


「…――多分、まだ彼女の復讐は終わってないのよ。

その念が一番強く残ってるいるものが、最後まで支えにしてきたケータイ小説とハンネ…


これは、あくまでも噂だけど、彼女はイジメの事を担任の先生に相談していたらしいの。

だけど先生は、自分のクラスにイジメがあると分かれば、自分の評価が下がるからと、全て握り潰していたらしい…


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