わたしは試しに悠くんをじーっと見つめてみた。



すると、悠くんはすぐに視線に気付いて、顔をそむけてしまった。




「悠くん耳真っ赤。」



「…うるさい！そんなに見るな！」



ふふっ。
可愛い…



こんな可愛い悠くんを見れるのは、彼女のわたしだけの特権。



大好きな悠くんだからこそ、心も体も、もっともっと近づきたいって思うの。




だから、早くキスより先のことしたい。




そう思うのは、いけないことなの？




未だに顔が赤い悠くんを見つめながら、わたしは小さくため息をついた。