「ゆーうくん!」 「…なに?」 わたしは前から悠くんに抱きついてみる。 「…ななな」 悠くんの顔は、みるみるうちに赤くなっていく。 土曜日の昼下がり。 今日は悠くんのお家でデート。 ソファーに座ってボーっとテレビを見ている悠くんに、思い切って抱きつきてみた… けど… 「はっ、離れろって。沙帆。」 悠くんはグッとわたしを押し返した。 そう、わたしの彼氏の悠くんは、超照れ屋さんなのです。