でも、こっちのほうが、オヤジのキモい顔はみなくていいし、あたしも演技を声だけにできるから楽チン、楽チン。


「イクッ! だっ………出すよ!」


おっ、やっとですか。


「いいよっ! きてっ………!」


とびきりの甘い声をあげると、オヤジはうめいて、イッた。


「あっ………ん、ん………」


気持ちよくなんてないけどね。これくらいの声は出してやんなきゃ、かわいそ。