行く場所は大体予想はつく

私は図書室に行った

「ガラッ」

「亜美〜??」

亜美は図書室の窓側の席に座っていた

「花凛見つけるの早すぎ...笑」

優しく笑う亜美を見て私は安心した

「さっきはごめんね...あんまり聞いちゃいけなかった事聞いて...」
「いいの...あたしこそごめん。」

「なんかあったらなんでも聞くよ?」

「うん....あたし分かんないの。誰が好きのか。本当に彼が好きのか分かんないの。告白してくれた時は本当に嬉しかったの。でも嬉しかったからOKしたの。それって好きだからOKしたのと違うのかなぁって思って.....」

亜美の悩んでいる顔は辛そうに見えた
きっとすごく悩んでいて答えが分かんなくて苦しいんだ...

「そっか......」

なんにも言えない自分が情けない
「花凛は圭太くんになんで告白しないの??」

告白.....

「私きっと怖いの....振られるのも怖いけど、関係が壊れちゃうのがもっと怖い。告白してなにかが変わるのが怖い。自分の気持ちを言うのが怖い」

怖い....
告白なんてできない

「花凛はなんでそこまで恋に臆病なの??」

「昔いろいろあったから...」

私はうつむいたままあの日の事を話した