キーンコーンカーンコーン
放課後。あたしたちは門の前で悠斗君を待っていた。
「で。誘ったの？」
ゆうちゃんは笑いながら言ってくる。
笑ってるのに・・・。なんか怖い。
「・・・。まだ誘ってない。」
ゴニョゴニョ俯きながら言ったのに
ゆうちゃんはしっかり聞きとっていた
地獄耳だよぅ・・・。
「何で誘わないの？」
笑って言ってくる。
怖いです。ゆうちゃん。
「誘えなかった・・です」
チラッと顔を見たらまだ笑ってる。
ほんと怖いよぅ・・・。
「今から悠斗と一緒に空谷くんが来るから
そんときに言うんだよ。わかった？」
「え！！・・・。そんなことっ・・・」
できない！！
