あ・・。
やばい・・・



腕が頭に伸びてくる



ビッ・・・・






髪の毛を思いっきり引っ張られてけっこう抜けてしまった・・・。




「いっ!!」

そのまま頭を壁にぶつけられた。





ガーン!!




頭にさっきよりも強い痛みが襲ってくる。



目の前が・・・歪む・・・。




意識が・・・飛びそうになりながらあたしはまっすぐ静かに睨む。




でもぶつけたとこがぶつけたとこなので
ずっと睨めるわけじゃない。





あ・・・・。
もう・・・。無理かも・・・。





彼女たちは勝ち誇った様な顔をしてる。




“もう圭に近づかないでよ・・・・”


そう口が動いてるのがわかるけど声は聞こえない。





見えるのは嫉妬だけ___






なんで・・・



あたしなの・・・・?



あたしはそのまま意識を手放した。