落ち着いた倉沢が
「ごめ・・・
空谷くん・・・
碧は・・・まだ病室にいる・・・」
“逢ってきてあげて”
弱々しいけど、
伝わった。
けど碧の顔を見てしまったら・・・・
“死んだ”という現実を受け入れないといけないから____
そして、俺の未熟さを・・・・・
けど、けど、けど、
俺の脚は俺の意思と正反対に動く。
碧の病室に、
“君に逢いたい”
どれほど思ってたことだろう。
なのになのに、
今、君に・・・・
“逢いたくない”
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