___ここは・・・・
白い空間。
何もかもが白____
無限に広がる世界・・・・。
「光・・・・」
どこからか声が聞こえる。
[あ・・・お・・い・・・?]
弱々しい声が。
「なに・・?」
[ご・・・めんね。]
あぁ・・・。
“貴方”なのね。
「何で謝るの?」
なんで?
貴方は言ったじゃない。
あと1年くらいだって___
[あたしは・・・貴方を生きさせてあげたかった・・・
けど・・・あたしの力ではもう・・・限界みたい。]
まるい光がぼんやりと見える。
「・・・いいよ。最初からわかってたことだもん。
“貴方”はもう何もしなくていいよ。大丈夫。あたしはもう大丈夫だから。」