「とりあえず、クマが無くなるまでは来ちゃ駄目。
ゆっくり休んで?
クマがまだあるのに来ても話さないからね。
わかったらはい。出ていく!!」
あたしはベットから降りて圭の背中を押して病室の外へと追いやる。
「あ・・・おいっ!
お前・・・」
パタン・・・_______
「・・・はは・・・」
ダメだよ。
泣かないって決めたじゃん。
もう傍に行かないって。
圭を縛りつけないって・・・
なのに・・・・なのに・・・・
なんで・・?
なんで涙が溢れてくるの?
あたしの決意揺るがさないでよ・・・・・
「・・・っ・・・・」
下唇をかみしめて涙をこらえる。