あたしも怖い。

湊ちゃんは気にすることなく話し続ける。


「碧?みんなはね碧のことを心配してるの。


碧は可愛いくせに彼氏っ気が無くて・・・


ボーっとしてるからすぐ襲われちゃうんじゃないかって。」

「そうそう。

碧はあたしたちの妹みたいな子だから・・・」

「守ってあげたくなるんだよね・・・」



うんうん。と頷いて口々にはなすみんな。



そう思ってくれてるのは嬉しいんだけど・・・


なんか・・・なんか・・・・




わかる?コノ気持ち?




まぁ。お礼は言っておこう。


「ありがとね・・・。」



よし。と呟く湊ちゃん。



コレじゃ・・・あたしホントに・・・




妹じゃん!!





なんか悲し~・・・




「ま。皆の言うことも一理あるけど・・・


碧は自分でできるから。そんなに心配しなくても・・・」


ゆうちゃんがあたしの肩に手を置く。



その手から温かくて優しいぬくもりが伝わってくる。