ガシッ・・・!!


「ひゃ!」

腕を掴まれて引きずりこまれる。


「・・・・ぃ・・ゃ・・・」


怖くて舌が回らない。







「や・・・」


涙が出てくる。



「って碧?!

何で泣いてんだ?!」



上から降る優しい声。


あたしは上を見る。




そこには圭の顔があった_____・・・



本棚と本棚の間に座りあたしの涙を優しく手で拭ってくれる。


「けーーーーーーーーー!!」


「った!!」


?今“った”って聞こえたような・・・・



圭の顔を見るとちょっと苦笑いしてる。



・・・・ってあたし勢いよく抱きついたんだ!

んで・・・?



「碧?・・・これはさすがに・・・」


ちょっと顔を背ける圭。



「・・ごめんっ!!」


今の状況を把握して離れようと体を離したら・・・