お母さんみたいなこと言う湊ちゃん。


「?何に?」


気をつけるって何に?あたしそこまでドジじゃないんだけど・・・



「・・・・気をつけてね?」


呆れ気味に言われました。



「はい。ではあと1分で始まるので散ってください。


解散!!」



「よし。行くよ!!碧!!」


あたしの腕を掴んで走り出すゆうちゃん。


あたしはゆうちゃんに引っ張られ走った。













「はぁ・・・はぁ・・・・

ゆ・・ちゃん・・・


どこ?」



肩で息をしながら見回す。



走ってるうちにはぐれちゃって・・・



すっごい怖いんですけど!!



だってココ・・・旧校舎で・・・薄暗いし・・・



「ゆーちゃーん・・・


どこ~・・・・」


ちょうど図書室の前をとおり過ぎようとした時