「嘘ついてなんか・・・」
[もうやめて!!
コレ以上・・・首を締めないで・・・]
苦しそうに話す光にあたしは口をつぐんだ。
[貴方はあたしなの。
わかる?あたしは貴方なの。だから貴方の苦しみはあたしの苦しみなの・・・
ね・・・素直になってよ。わかってるから。全部・・・]
最後は諭すようにゆっくりと光はこ言葉を発した。
[もう言ってもいいんだよ?
我慢しなくていいから・・・]
光の言葉に自然と涙が溢れてくる。
「・・ぅ・・ふっぇ・・・
い・・・生きたい・・・
生きて圭の・・・側に・・いたい・よ・・」
泣きながら喋るあたしに光は優しく照らしてくれた。
[もう大丈夫・・・。
貴方にはまだ時間がある。あたしがその時間を作るから・・・
素直に生きてね・・・?]
光が言葉を終えた瞬間今まで闇の中だった視界が急に光って・・・
「碧っ!!」
圭の声が聞こえた・・・。