「何で?!
何で断ったの!?」
あたしの目の前でゆうちゃんが怒鳴っている。
昨日のことはゆうちゃんの耳に入っていて
今、あたしの部屋で説教されています。
「・・・あたしだって・・・あたしだって・・・
好きって言いたかったよ?けど・・・
言えないの。言ったら圭が悲しむ。」
あたしは俯く。視界がにじむ。
「・・・そっか・・・・
ごめん・・・碧も頑張ったんだよね・・・」
そっと頭を撫でてくれるゆうちゃんの手はとても温かい・・・・
「圭を・・・悲しませたくない。
圭があたしを想ってくれてることはすっごい伝わってる。
から余計に・・・・」
もう言葉が出なかった。
コレ以上言っても苦しいだけだよね・・・
圭は・・・圭の人生を大切にして・・・