とりあえず碧から離れよう。
そう思って碧から離れる。
けど・・・・。
もう迷わない。
そう決意した俺はスタート地点へと立った。
隣には三原。
「おう。空谷じゃん。久しぶりだな。」
「あぁ。そうだな。」
「そっけないなぁ。そうだっ。俺・・・・
お前に言わないといけないことがあるんだ。」
三原は真剣な顔をして続けた。
「・・・俺・・高野のコト諦めきれねぇんだよ・・・
だから・・・・お前には負けない。」
ホントに真剣なまなざしで俺をそして碧を見つめた。
宣戦布告かよ・・・・。
「俺も・・・お前には負けない。」
お前になんか碧を渡すかよ・・・・。
碧が好きだ。
もうコノ気持ちを隠すなんてことはしない。
三原にお前は渡せないから。
「けーい!!頼む!!」
「よういちー!!ごめん!!」
俺たちは同時にバトンを渡される。
お互い頑張らないと掴めないかもしれないけどそれを掴むには突っ走るしかないんだ!!
「「任せろっ!!」」
俺たちは走り出した。長い長い道のりを・・・・。