「碧ちゃん?」

声のする方に振りかえる。
そこに居たのはいつも優しく笑ってくれる
あたしの担当の先生だった・・・。

「目…覚めた?

ちょっとごめんね。」

と言って脈を測る。


ヤダ・・・・。
1回目の発作が起こったことがばれちゃった・・・。


「碧ちゃんは3日間眠ってたんだよ?
その間ずーっと空谷くんがついててくれてたんだよ?」

微笑んで病室を後にした。


病室には圭とあたしだけ。




何で・・・圭はココに居るの?



聞きたいのはそれだけ。


なのに怖くて病気が知られるが怖くて・・・・。



口が動かない。