「あおい~」

笑顔でコッチ向かってくるんだけど
周りの目が気になる。

でもゆうちゃんがあんなにメロメロに
なることってあんまないから新鮮なんだよな・・・。

でもあたしの前ではお姉ちゃん。


「ゆうちゃん!!」

あたしはゆうちゃんに抱きつく。
ゆうちゃんはそんなあたしの頭を優しくなでてくれた。

「よしよし。いい子だねぇ♥」

「ゆうちゃん浴衣すっごい可愛い!!」

「そう?」

ゆうちゃんの浴衣は
渋い紫に白い花がはえていて・・・。
すっごい大人っぽい。てか大人!!

周りの人がゆうちゃんのコトちらちら見てる。


「よし。全員そろったし・・・。
行こう!!」

悠斗君が声をかけてあたしたちは屋台の方へと足を
運んだ。