次の日になって…
衝撃の言葉を言われる。
「もう帰りたい!」
「ナナ、言っとくけど帰れないよ?まぁ俺のご飯だし。ずーとここにいろよ」
 か、帰れない?え?学校は?友達は?どうなるの?親は…?!
 心配されてるよね!?
「無理!帰らなきゃ!いけないよ」
 ハーとため息つく直人
「バカ?何のために連れてきたんだよ」
 直人が私の許可なく勝手に連れ込んだくせに!
「何?なんか言いたそうだね?」
「ないもん」
 ドSって分かっちゃったし。
「まぁ心配スンナ。」
 しますよー・・・・これからどうすんだよ!


「なおとーう!!!!」
 ガチャ
「んだよ」
 2人の男子が入ってくる
「噂聞いたよー!女の子がいるみたいで?」
 わ、私?!
「ねえねえ?」
 と、私に呼び掛ける、目のくりくりした可愛らしい男の子は 葵という子で
「何…?」
「おい!葵ナンパしてんなよ」
 と、注意深いしっかりしてるイケメンの男の子は 亮と言うらしい。
「ナンパじゃないもん!…名前は!?」
「ナナ…」とちょっぴり人見知りしちゃう。
 直人が
「もう出てけ。人の女に手ぇだすな」
 人の?そして友達じゃないの?ひどい言いようだけど。
「ひでーなー!相変わらずドS君だね」
 だよねー…と、同感しちゃう
「誰がいつ友達になったんだよ」
 直人くん…ひどいっす!
「なお君…ひどい!」
「葵うざい」
「直人ー」
 ついに私が口出してしまった…
「んだよ」
「ひ、ひどいと思うよ?」
 と、直人の袖を引っ張る
「ハー。ナナが言うなら」 
 え?
「あ、でも必要以上にからまなくていいから」
 付け足して部屋から出てく