「体調が悪い人に勝ったって、
うれしくもなんともない。」


えっ!? 


気付いてたんだ・・・



「あなたはすごいわ。
今度は万全な体調の時に勝負しましょう。」


「亜由美さん・・・」


亜由美さんはニコリとして、
右手を差し伸べた。


私も右手を出して、ガッチリと握手をした。