ガタンゴトン… ガタンゴトン… 急行 南坂行き 部活帰りの同じ制服の人がホームには沢山いるけど、 急行に乗るのは私達くらいなのだろう。 なんて思いながら、サッカー部マネージャーの三浦苺は急行の列車に乗り込んだ。 ドアが閉まります、ご注意ください いつもの車両 いつもの席 そして、向かいがわに座る いつもの彼 今日も一緒だ… 自然と苺の頬が緩んだ