「え〜ほんまに?」

「ほんま!絶対おかしい!!」


あの日から一週間後の今日も,俺はナナセと一緒にいた。

今日は昼飯をハンバーガー屋で食べてた。


あれから何だかんだ,くだらんメールしたり,無意味に電話したりしてた。



「あたしはおかしくないと思う!愛情表現がヘタやねんって!」

「いや…愛情表現ちゃうやろ!」

「…でもこんなんすぐ治るし!」





本日の議題。



ナナセに出来た,新しい…







アザ。





今回のアザは太もも。
大好きなショートパンツがはかれへんってナナセは笑った。


「う〜ん。あんな,俺は……えっと……友達!友達として心配やねん!もう会わんほうがいい!」

「…うん。わかってんねんけど。あたしを求めてくれるうちは,そばにおりたいねん。…もおちょっと甘い夢みてたい。」



俺はナナセの元彼をぶん殴りたかった。


同じ分だけ傷つけてやりたかった。