その夜から

先生のことが気になり始めた…


なんか、寂しくなったあたしは、

施設に行った。

先生は、昔の話しをしてくれた。

「留衣が小学生の時、中学生の子たちが、遊びに来てくれたの覚えてる?」

「うん」

「そのとき、いくらあなたに無視されても、ずっとあなたのそばにいた男の子覚えてる?」

男の子…

過去がフラッシュバックした…

「いた…」

「名前なんだったかなぁ…。留衣がこの施設を異動した後、一回だけあなたに会いに来てくれたのよ。」

「そうなんだ…」

「名前はねー…思い出せない」

えへっ

ぢゃないよー…

でも、そんな男の子がいたんだぁ…

あたし自身あんまり
覚えてないんだけど…