そう...


最悪な足跡を


消えることない足跡


一生消えない足跡




みかは無視されても
前向きだった

そんなみかが
私は羨ましかったのかもしれない

きっと
羨ましくて仕方なかった

ふつうに笑って
泣くことができる
みかが羨ましかった


そのぶん
にくくてにくくて
しかたなかった


体育の時間
いつものように
私とゆり、ななは
抜け出して

みかのいる教室に
忍び込み
うんこ香水を
みかの制服にかけた


一気にその悪臭は
部屋に充満した


くさくてとてもじゃないけど

教室にはいれなくなった

めっちゃおもしろい

ゆりはそう言って
ニコニコしてた

ななと私も笑ってた

なにもなかったかのように
私たちは体育の授業に戻った


キーンコンカーン


終わりのチャイムとともに
みかへの悪夢は始まった