先生たちとぶつかりあった日や怒られた日

毎日悪さした日

笑いあった日

サボった日

飲み明かした日

そんな楽しい日が続くと思ってた
当たり前に続くと思ってた

でも始まりがあるものには
終わりも必ずやってくる

卒業という季節がやってくる


もうすぐ卒業だねー


そうだねー


なにも考えずこんな会話ばかりしてた


でも卒業という日を
目の前にすると


全部終わりなんだなって


こんな学校早く卒業したいし〜って
みんなで言い合ってた


だけど卒業式をむかえる前日になると


卒業したくないって思った


思っていることは
みんな同じだった


卒業式出なかったら
卒業しなくていいんじゃない

そんな言葉に
みんな、そうだよねー。
卒業式出ないでおこうか

なんて言っている


みんな心の中では無理だってわかってるけど


どこかでその現実を
信じたくないと思っているから

言葉の中だけでも
嘘つきたかったんだと思う