午前八時過ぎ
お婆ちゃんたちと由紀たちは、ホテルのチェックアウトを済ませて、三十四番種間寺に向かって出発しようと、駐車場に向かって歩いていた。
歩きながら由紀が
「そうだ携帯電話を、リュックのポケットに入れるとかなくちゃ」
と言って立ち止まり、リュックの外側についている携帯電話用についているポケットに入れようと、常に持ち歩いているリュックを肩からはずし、中から携帯電話を取り出そうと、リュックのファスナーを開けて、中に手を突っ込み、まさぐり捜した。
携帯電話を取り出し、画面を見ると、着信のメッセージマークが出ている。
「あら、メールが届いているわ」
と言いつつ、着信メールを開けると、
「直からだわ。理絵・・・お兄ちゃんからよ」
と理絵を呼び止めると、メールを読み始めた。
由紀の先を歩いていた理絵を始め、勇太やお婆ちゃんたちも立ち止まり、由紀のほうへ振り返った。
由紀が
「昨日の夜中に入っていたのね」
と呟いた後
「あのね、一週間後に地球に向かって帰って来るらしいわよ。それから月の地平線に地球が浮かんでいて、大きく青く輝いていて、とても綺麗で、それを眺めながら書いているんだって」
と直からのメールをみんなに向かって喋った後
お婆ちゃんたちと由紀たちは、ホテルのチェックアウトを済ませて、三十四番種間寺に向かって出発しようと、駐車場に向かって歩いていた。
歩きながら由紀が
「そうだ携帯電話を、リュックのポケットに入れるとかなくちゃ」
と言って立ち止まり、リュックの外側についている携帯電話用についているポケットに入れようと、常に持ち歩いているリュックを肩からはずし、中から携帯電話を取り出そうと、リュックのファスナーを開けて、中に手を突っ込み、まさぐり捜した。
携帯電話を取り出し、画面を見ると、着信のメッセージマークが出ている。
「あら、メールが届いているわ」
と言いつつ、着信メールを開けると、
「直からだわ。理絵・・・お兄ちゃんからよ」
と理絵を呼び止めると、メールを読み始めた。
由紀の先を歩いていた理絵を始め、勇太やお婆ちゃんたちも立ち止まり、由紀のほうへ振り返った。
由紀が
「昨日の夜中に入っていたのね」
と呟いた後
「あのね、一週間後に地球に向かって帰って来るらしいわよ。それから月の地平線に地球が浮かんでいて、大きく青く輝いていて、とても綺麗で、それを眺めながら書いているんだって」
と直からのメールをみんなに向かって喋った後