その日は棗と一緒に帰れたことのドキドキと、明日のテストの結果のドキドキが混ざって、なかなか寝つけなかった




―――――――――……




ドキドキしたまま学校に向かう。



「おはよ♪花音」


「おはよ。美羽」



「ついに今日だね……」



「………うん」



緊張で押し潰されそう―…


「大丈夫!あれだけ頑張ったんだもん!」



ギュッと手を握りしめて、あたしの目をしっかりと見つめてくる



「うん」



あたしも美羽を見つめ、強く手を握り返した



正門をくぐり、掲示板に向かうあたしたち


掲示板の前にはたくさんの人だかりができている




あたしたちはその人だかりを分けて入った



そしてゆっくりと掲示板へ目を向けた