「…にしても花音。」


「…はい」


「お前…破壊的に英語出来ないんだな…」


「…………は…い」




だって苦手なものは苦手なんだもん!!



「仕方ない。…美羽、今日、ここ泊まっていいか?」


「あっ、うん。いいよ。最初からそうするつもりだったし。」




…へ?どういうこと?




「今日はみっちり英語叩き込むから寝れねぇと思えよ」


「ッ!!」




それから蓮の言う通り、夜通しで英語を叩き込まれたことは言うまでもない―…







一切寝ないまま、学校に向かうあたしたち