その後も、電化製品やら衣類やら大型ショッピングモールで手当たり次第に買い漁りホテルへ戻ったのは夜の11時を過ぎていた。




「疲れたーっ」


「確かに疲れたな」


「もう…一日であんなに買い物するなんて、思ってもみなかったわよー」


「覚悟しろって言っただろが」


「…それはそうだけど。ねぇ…お金…大丈夫なの?ほとんど、隼人が出してくれたから…」


「気にするな。どうって事ねぇよ」


「……うん…」




そんな、申し訳なさそうな顔をするな。


俺がしたくてやってんだから。