「…悔しいけどね」 「フッ。なんだそれ。それより落ち着いたか?」 「ええ。大丈夫。心配してくれてありがとう」 「嫌。明日忙しくなりそうだし、寝るか」 「ええ、そうね」 「連れ回すから覚悟しとけ」 「クスクス。ええ、わかったわ」 麗奈、お前に笑顔が戻って心底ホッとした。 早く、新しい暮らしが出来るといいな。 俺はテレビの前にあるソファーに寝そべり目を閉じ眠りについた。