「…何言って」 「本当よ?隼人さんを自分のものにして、お姉ちゃんを傷つけてやるつもりだったの」 「……優花」 「でもダメだった。隼人さん全然その気になってくれないんだもの」 ―――バシッッ!!――― 気がついたら私は、優花の前まで行き右頬をおもいっきり叩いてしまっていた。 「……よくもそんな酷い事……優花っ!!最低だよっ!!自分が何したかわかってるの?!」 優花を叩いてしまったんだ…私…。