ハルの顔がいきなり赤くなったからビックリした。


暑いのかな…?


「大丈夫?」


あたしは教科書をうちわ代わりにして扇いであげた。


「……あの俺、暑くないんで平気。」



…えっ?

あーそぉさったんだ。


変な誤解して恥ずかしい事しちゃった…。


「んでも、ありがとナ。」


ぱぁぁああ


ハルの一言であたしの顔は笑顔になる。


「あと、まぁー俺もかわいいケド、俺よりかわいいヤツいるから。」


ハルは二ッと笑って


「ゆい…とか?」


「意味分かんない!あたしかわいくないし!」


自分でも顔が赤くなるのが分かる。