* * *
『ゆーめーッ!!!』
ラン and タックルをすると
「ぐぇっ」
まさに蛙を潰したような醜い…そう、醜い(二回言う)声を出したのは私の親友の変態。
『ねぇ、リアル響様は遊先輩だった!!』
「はぁっ?! てか、退きなさいよ」
『…申し訳ありませぬ』
乗っかったままの私を人睨みしたその目が凄みがあったので…少しビビってしまい、いそいそと夢の上から降りた。
「で?」
『あのね、この前見たリアル響様は遊先輩だったみたい』
「遊先輩?」
『風間ト●ル…じゃなくて、風間 遊』
「面白くないから。…て、えっ?!?!」
『へ?』
間抜けな声が出た、その瞬間。
夢が私の両肩を掴み振り出した…私の頭は首振り人形。