『う゛っ…』
否定出来ない自分が辛い
「風間 遊(カザマ ユウ)っての」
『響様が? てか何、そのクレ●ンしん●ちゃんに出るキャラのなり損ないみたいな感じ!』
「てめぇ…そこまで言うか」
『響様は響様だもん』
「てか何で遊先輩知らないんだよ! 女子ん中では結構人気あるんじゃねーのかよ?」
『人間には興味ないー! 響様以外キュンとしないー!』
「うわぁ~ 俺カルく…ドン引き」
『キエェ~』
カルいのかドンかハッキリしやがれ、ちくしょうめ!!
奇声を発する私を横目で……そうまるで珍獣を見るような流し目で(意味不明)見やがる
『ヤバいよ! 響って顔じゃん! 何で遊なのー?』
半泣きな私に
「お前の脳内の方がやべーよ」
と失礼極まりないお言葉で私を攻撃!!
「てか、遊先輩が好きなのかよ?」
『私は響様が好きなの』
「…」
“響様=風間 遊”
……でも、
少しだけ遊先輩を知りたくなった。