よし…ここはあえての②で!
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――②
[逃げようとする奈緒の腕を掴み……響はキスをした]
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『やばっっ!! 響様Love!!』
きゃー
素敵ずきる
『結婚してぇ~』
そんな私を…
母は悲しげな目で何かを訴えている。
「奈緒ちゃん…お願いだから現実を見て? そろそろ彼氏の一人でも連れて来て」
『まま、ほら! もうすぐ響様と付き合えるから大丈夫だよ』
「な、奈緒ちゃん…」
「無駄だよ、母さん」
顔を出したのは生意気な、2歳年下の弟……直也(ナオヤ)
「奈緒の頭の中はもはや二次元だから」