幸いにと言うか、多少の

貯金はしてあったから贅

沢をしなければ暫くはし

のげると思っていた。

そんな時、大親友の相葉

ちゃんにルームシェアを

提案された。

『一人で暮らすにはちょ

っと広いんだよね。それ

に、二人だと家賃も半分

だし。一緒に住もう?』

その時の俺には願っても

ない助け舟だった。

俺は相葉ちゃんの提案に

甘えさせてもらうことに

した。

ルームシェアをするにあ

たって決めたルールがい

くつかある。

三食の内一日一回は一緒

に食事すること。

『一緒に暮らしてるのに

、一人で食事しても美味

しくないでしょ』