編集長はそう言うと帰っ

て行った。

鍵を回して部屋に入ると

すでに電気がついていて

楽しそうな鼻唄が聞こえ

てきた。

「ただいまー」

奥まで聞こえるように帰

ってきたことを告げる。

『あ、翔ちゃんおかえり



相葉ちゃんがにこにこし

ながら玄関まで迎えに来

てくれた。

『早かったね。ご飯出来

てるよ。食べる?』

「今日俺が当番じゃなか

ったっけ?」

『そうなんだけど、思っ

たより早く仕事終わった

から。出来る人が作って

もいいかなって』

相葉ちゃんのこういうと

ころが好きだ。