そんな真里の様子を

中学三年生の時の担任

金原まき子

は感じとった。

ある日の休み時間に真里を呼び出した。

「川島さん、ちょっといいかしら?」


「…はぁ」


少しダルそうな顔を一瞬見せたが金原先生の後についていった。