星の流れ、星の動き、星の色…
それらを眺め、かつて大いなる術者達はこの世を占ったという
 
何かを知りたければ星を見よ
答えを探しているなら黙(しじま)に身を晒せ
見失っていたそなたの想い
もう一度、甦らせよ…
 
術者達はそんなふうに言ったのだろうか
人々はそれらに歓喜し、それらに恐怖したのだろう
 
この静寂に身を置いた僕にも
期待と不安が入り交じるのだから
 
見てはいけないものを見る「恐怖」
けれど見なければならない「世界」
 
人は時折それを忘れる
かつての術者達はもういない
 
星の流れは迷いを断ち切り
星の動きは運命を告げる
星の色は見る者の心を映す 
 
〈そなたの想い…もう一度、甦らせよ…〉