煙草の煙が描くシュールレアリスムの世界
立ち昇る紫煙の中で世界は形を変えていく
 
ダリが描いた時計の様に歪んだ物語
有り得ない構図の複写
 
夢の様なひとときは薄れて消える
あとには何も残らない
 
いや、一つけだけ匂いだけが残っている
 
ここにあったという証
煙は一瞬だけ奇跡を描く
 
「この世の終わりにきっとどこかで笑っているのだろう」