何も言えなくなったあたしを見て


トモダチっぽかった人達は


大きく頷いていた


・・・やられた


たぶんこの不良の人たちはここを知ってる


それを知っていたのか


トモダチっぽかった奴らは


あたしに罪をなすりつけ


自分たちだけ助かろうとしてるんだ


「へぇ・・・そう」


金髪の男の隣にいた男の人がそう言って


「っ!?」


あたしを抱きあげてバイクの後ろに乗せた