「レンは初めてだよね?」


初めてに決まってんじゃん


こんな事日常茶飯事な訳ねぇじゃん


「うん、初めてだよ?」


そう言ったあたしにトモダチは


「緊張しなくてもいいんだよっ」


そう笑った


緊張なんかしてない


緊張なんていう甘いもんじゃない


恐怖・・・不安・・・絶望


それがあたしの身体を埋め尽くす