そして、髪の毛を巻きながら
私、完全に涙目。

コテは暑いし
あと10分でいかなきゃ遅刻だし

「あー、もう!!!」

巻けない!!!


「姉貴?
遅刻じゃねーの、大丈夫?」
「だ、い丈夫だけど、大丈夫じゃない!!」


「....どっちだよ。」

彩、呆れ顔。

「と、とにかく髪巻けないの!!」

私はコテと戦ってんの!!
邪魔すんな彩のアホ!

「姉貴、スプレーした?」

「....あ。」


ハァ..

...た、ため息つかないでよ、彩くん..

「姉貴貸して。
やってあげるから。」

「まじで!
彩ありがとー!!大好き!!」