あ!
ひょっとして、忘れてんのかも!!!


「忘れてねぇよ。」


「心読まないでよ。」

「いや、お前、全部
口に出てたし。」


「え.....。」



うん、うまい
とそのままお玉を渡す彩。




「そいえばなんで姉貴って呼ばなくなったの?」

さっきから

お前
って

しまいには愛って。


「私、一応
あんたの姉なんですけど。」

「知ってるよ。

忘れさせないためだよ。」


「何を?」