「ここ。」

彩が指したのは私の、唇。



「あの彼氏に取られるんじゃねぇぞ。」



どんどん彩の顔が近づく

唇と唇がくっつきそうだ。



私たちの距離は僅か数ミリ....



「愛の唇は
.....絶対俺が奪うから。」


そういい残して

彩は階段を降りていった。