――季節は夏。


知らない間にかいた
寝汗が
キャミと肌の間にくっつき
じめじめと鬱陶しかった。



それくらい
いつもと変わらない1日の中の朝。






――ピリリリ...


昨日の夜
半分くらい夢の中に入りながら
セットしたケータイのアラームが鳴り響く。


「..ん、るさいな......。」



もぞもぞと動きながら
アラームを乱暴に止めて起き上がる。



あたしの普通の毎日が始まる...。