あたしは途端に顔を赤らめた
その時すごく嬉しかった。
でもね 少し不安にもなった
だって君が好きになったのは
本当のあたし 亜実じゃなく
偽のあたし 香菜 なのだから‥

それに君は恋愛対象じゃなかった
君は6個も上で‥そう
お兄ちゃん みたいな存在


―――――――

ごめん 嬉しいけど
付き合うことはできない‥

―――――――

何分も何分も考えて送った


そしてこの時思ったんだ
本当の事を言わなきゃ と、


―――――――

あたし本当はね
香菜って名前じゃない

年齢もごまかしてた

本当はまだ13歳なの
子供扱いされたくなくて
嘘ついちゃった ごめん

好きになってくれてありがと
でもこんな嘘つきなあたしは
君と関わり続けることはできない

今まで本当にありがとう

本当にごめん