学校へ着くと、
明成がニヤニヤしながら教室にいた。



「何なんだよっ気持ちわりー。」




「お前どうだった？」




「何が？」




「お前のペットちゃん！」



「あぁ。言ったよ…
ただ聞いてくれたかはわかんねーけどな。」




「そっか♪まあ、あれだ俺が慰めてやるよ！」




相変わらずうぜぇっ



そして、鈴木に話をしたくて俺は鈴木を呼んだ。






「中條…明成に聞いた。
最低だ…って言いたいけどな…
勘違いさせたのは、俺だよな…」




「鈴木？」



鈴木は何故か申し訳無さそうにしていた。





「俺が抱きしめてたの見たからだろ？」





あぁ。
今思い出すとちょっと嫌だな…





「あれな、俺が一方的にしたんだ。
見事に振られたしな…」





「へ…。？」




そうなのか…？

俺は勘違いしてたのか？




「そーゆー事だから。
だから鈴華ちゃん早く捕まえろよ♪」





「あ、あぁ。」







俺は、何故か鈴木に元気づけられた。






ぢゃあ、まだチャンスあるのかな…








何て、そんなわけねーか…






「まあ、竜！！きっと鈴華ちゃんは、竜の所にくるさ♪今は無理でもなっ」





「だといいけどな…」






結局この日から、鈴華が口を聞いてくれなくなった。




学校ではもちろん…




家でも…






でも俺は待つ。
鈴華が話しかけてくれるまで…