「鈴華モテモテねぇ~♪」


「へ?何が!?」



「本当っ恋のバトルの火花バチバチだなっ」



「何!?恋?誰が?」


鈴華は、自分を巡って
俺と鈴木が火花散らしてんのがわかっていないらしい。



鈍感な奴だぜっ…。



「あ!そーゆえばっ竜前髪なおしてあげる~」


鈴華は、何か企んでそうな笑みを浮かべ俺にちかずいてくる。



な、何たくらんでんだ?



「竜!じっとしててね?ウフフ」



ウ、ウフフって…



鈴華は、くしとピンクのシュシュをとりだすと、、、



「で~きた!竜可愛い~」


これって…



ちょ、ちょんまげ??



「竜ちゃんだなっ」


「キャハハ~竜女の子みたいっ!可愛い可愛い~!」



佐和子と鈴華は、俺をおもちゃに髪の毛で遊び始めた。



これぢゃあおもちゃじゃねーかよっ



むー。




「中條まるでおもちゃだなっハハハ~」



「鈴木…テメェ笑ってんぢゃねーよ!ぶんなぐんぞっ」



「竜!そんなに怒らないの!よ~し!これで完了」



はあ。
鈴華…お前…。



「ぢゃぢゃ~ん!竜ちゃんの完成~」



鏡を俺に見せて、俺は絶句…


だって…



リボンのゴムで前髪縛ってあるんだもんよ~



「鈴華~!お前~俺をおもちゃにすんな~」



「だって~竜可愛いんだもん♪」



ニコニコ笑顔を見ると、
俺は何も言えない。



だって、可愛いすぎんだもんっ



おもちゃでもなんでもいいやっ!